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金融機関への入社準備は?内定式後にやるべきことと用意するもの

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入社準備

入社までに今から準備しておくことはあるかな。

銀行や信用金庫などの金融機関では、入社前から課題や資格取得の勉強をしなければなりません。

卒業後の春休みに勉強すれば大丈夫と思っていると、なかなか合格できずに焦ることも。

この記事では、元信用金庫職員が入社準備としてやるべきことと用意するものをお伝えします。

内定式から社会人になるまでは、あっという間です。

早めに入社準備を進めて、残りの学生生活を楽しく過ごしてくださいね。

 

 

金融機関への入社準備でやるべきこと

銀行や信用金庫への内定後にやるべきことは、4つあります。

  • 必ず卒業すること
  • 会社主催のイベントや懇親会は参加すること
  • 内定先からの課題は余裕をもって終わらせること
  • 内定先から指示された資格を取ること

 

必ずやるべきこと

1.卒業すること

内定を取ったからと安心して、遊んでばかりではいけません。

卒業できなければ、また就職活動のやり直しです。

単位は計画的に取り終え、卒業論文は早めに仕上げましょう。

 

2.内定先主催のイベントや懇親会は参加すること

アルバイトや友人との先約があっても、内定先のイベントや懇親会を優先しましょう。

自由参加でも90%以上の内定者が参加するので、同期同士の交流ができます。

内定先主催のイベントに参加する先輩や上司は、目標とすべき存在として選ばれたメンバーなので、有意義な話を聞くチャンスです。

体調不良や冠婚葬祭などやむを得ない事情がない限り、参加しましょう。

 

3.内定先からの課題は余裕をもって終わらせること

多くの金融機関では、内定式後に課題が出されます。

簡単なものばかりですが期限が決まっているので、計画的に行います。

春から社会人になることを意識して、余裕を持って終わらせましょう。

私の勤めていた信用金庫では、数字の練習や金融の基礎知識についての課題が出ました。

 

4.内定先から指示された資格を取ること

金融機関では「一生勉強」と言われるほど、次から次へと資格を取らされます。

資格がなければチラシすら渡せない金融商品ばかりなので、合格できなければ仕事になりません。

中には、入社前までに合格しなければならないものも。

正直なところ、学生時代は一番心に余裕があります。

入社前に合格できなければ、入社後の合格は一段と厳しくなりますよ。

人事部に注意され、配属先にも迷惑がかかるので、必ず合格しましょう。

私は、証券外務員2種を入庫前に取りました。

 

やらなくてもいいこと

資格の先取り

時間のある学生のうちに、FPや簿記を取っておいたほうがいいってこと?

もちろん、興味があれば勉強してもいいですが、指示された以外の資格は必要ありません。

FPや簿記があっても、すぐに仕事には結びつかないのです。

何もわからないのに「FPを持っている新入生」として目立ってしまうことも。

さらに、金融機関ではすでに資格を持っている人よりも、定期的に資格試験を受験し、順調に合格している人が評価されます。

慣れた頃にFPや簿記を取ったほうが、褒められます。

 

1歳上の先輩との飲み会

先輩が内定者飲み会を開いてくれるらしい。行くべきだよね。

内定後に、個人主催の1歳~2歳上の先輩との飲み会がセッティングされることはよくあります。

大人数での飲み会が好きなら参加すると楽しいと思いますが、無理に参加する必要はありません。

金融機関には1,000人以上の社員がいます。

そもそも飲み会に参加する先輩はごく一部に限られ、配属先で一緒になる確率は低いのです。

先輩とつながりを持つのは、配属後でも十分ですよ。

1歳上の先輩は内定者から見ると立派な先輩ですが、今年の新入社員です。

 

 

金融機関への入社準備で用意するもの

銀行や信用金庫への入社までに用意しておきたいものは、以下の3点です。

すぐに手に入るものもありますが、春になると品薄になることもあるので、早めに用意しましょう。

  • シャチハタ
  • 電卓
  • 名刺入れ

 

必ず必要なものは?

おすすめのシャチハタ2選

印鑑レスの時代ですが、金融機関ではまだまだ印鑑が現役で大活躍しています。

何にでも押すので、インクが内蔵されたシャチハタの印鑑が必須です。

100円ショップではなく、必ずはんこ屋や文房具店で購入しましょう。

「山田さん」や「鈴木さん」など何人もいる名字の場合は、下の名前入りのシャチハタを注文しなければなりません。

支給される金融機関もありますが、私の信用金庫は自前だったので慌てて注文しました。

私が気に入っていたシャチハタは、以下の2種類です。

 

 

デメリット
  • フタをなくしやすい
  • 蓋を開け閉めしすぎると、ゆるくなって外れる

 

メリット
  • 印鑑本体のデザインやカラーが豊富
  • インク補充が簡単で、長持ち
  • 軽い力できれいに押せる
  • 注文からは発送までが早いので、すぐ届く

 

こちらは、キャップのないタイプです。

 

デメリット
  • すぐ乾く
  • 印面に直接インクを補充するので汚れる
  • 連続して印鑑を押す場合はリールが邪魔

 

メリット
  • キャップレスなのでフタをなくさない
  • リール付きなので印鑑をなくさない
  • 印鑑本体のカラーが豊富
  • 注文からは発送までが早いので、すぐ届く

 

私は楷書体の名字+下の名前の漢字1字で作りました。名前の並びは縦が主流です。

 

 

おすすめの電卓2選

金融機関では、内勤も外回りも電卓を使います。

伝票を合わせる時には100件以上の数字を足し続けるので、安定性があり軽い力で押せるものがおすすめです。

融資係になると桁の大きな数字を扱うので、12桁表示される電卓を用意しておくと便利ですよ。

 

 

デメリット
  • 明るい色は汚れが目立つ

 

メリット
  • 軽くて持ち運びに便利
  • 連続で入力しても打ちやすい
  • 数字が見やすいように角度を調節できる
  • デザインがおしゃれ

 

内勤であれば歩き回ることもないので、大きくて安定感のあるこちらもおすすめです。

 

 

デメリット
  • 大きめで持ち運びには不便
  • デザインがシンプル

 

デメリット
  • 安定性があり入力しやすい
  • 数字の表示が大きく見やすい

 

名刺入れ

専用の名刺が渡されるのは配属後ですが、研修中の名刺交換の練習で使うことも。

100円ショップでも構わないので、フェイクレザーや本革の名刺入れを用意しておきましょう。

アルミ製やプラスチック製は避けましょう。

 

まとめ

  • 金融機関へ入社準備は早めに行うこと
  • 入社するためにまずは卒業すること
  • 内定先主催のイベントや懇親会は参加すること
  • 内定先からの課題は余裕をもって終わらせること
  • 内定先から指示された資格を入社前までに取ること
  • 資格の先取りや先輩との個人的な飲み会は必要ない
  • 金融機関への入社準備で用意するもの、シャチハタ、電卓、名刺入れ